9月26日に,西東京市立保谷小学校にて,スクールコンタクトというイベントが行われました.これは,国際宇宙ステーションの宇宙飛行士と,小学生が無線で話をする,というイベントです.
小学生が宇宙や宇宙飛行士に対する疑問を,宇宙飛行士に質問する,という形でした.
西東京市立保谷小学校の,アマチュア無線に精通した熱心なPTAの方が企画,運営され,宮崎研究室はアマチュア無線イベントでこの方と初めてお会いしてこの企画のことをお教え頂き,微力ながら参加させていただきました.

コンタクトを行ったのは,コンタクト初挑戦のロバート・サースク宇宙飛行士です.小学校では無線機メーカーにお勤めで,衛星通信に精通されている黒崎祐一氏がオペレータを務められました.JAXAの上垣内茂樹氏が講演された後,18:27から交信が開始されました.

日本大学地上局でも受信を試みました.無線設備の関係上,小学校からのアップリンクはあまり聞こえなかったのですが,国際宇宙ステーションからの宇宙飛行士の声はとてもよく聞こえました.普段SEEDSのデジトーカでも宇宙からの声は聞いているですが,生の人の声というのは妙に新鮮で,AOSと同時に聞こえ始め,時間どおりにLOSした宇宙飛行士の声を聞いていたら,「あぁ,本当に宇宙に人がいるのだなぁ」とすごく感動しました.無線設備の関係上,良好な録音ができなかったのですが,とても貴重な体験をさせていただいたな,と思っています.

企画されたご父母の方々は,交信の時間帯の問題や様々な事で大変苦労されたそうです.欧米ではかなり定着しているスクールコンタクトですが,日本では宇宙教育というのが大分立ち遅れているそうで,こういった企画がなかなか簡単には受け入れられないという現状なのだそうです.とても残念に思います.
しかしそれだけに,今回この企画を実現され,素晴らしい9分間をマネージメントしてくださったご父母の方々は,本当に素晴らしい活動をされているな,と嬉しく思いました.それと同時に,宇宙工学をやっている私たちにとっては,こうした方々に支えられて成り立っている自分達の活動を振り返る機会となって,改めて身が引き締まる思いでした.何より,こうした方々と出会うことができたことに対し,私たちは本当に恵まれていて,幸運なのだな,と実感しています.
またこうした企画をやっていって頂けたら,とても嬉しいです.私たちも感謝の思いを忘れずに,支えて下さっている沢山の方々に恩返しができるよう,頑張っていきたいです.