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2015年01月01日(Thu): 今年も宜しくお願いします!

Category: General
Time: 06:00
Author: sprout
皆様、新年明けましておめでとう御座います!修士2年の吉野です。

昨年前半は機器開発・実験・衛星引渡し等でご協力いただいた企業・機関の方々に、打ち上げ後はアマチュア無線家、そしてOB・OGの方々にお世話になりました。衛星受信協力やアウトリーチ活動に参加してくださった方の声で衛星開発への励みになったとともに、衛星開発には多くの人の携わっていることを実感する一年でした。
2014年なシーン

研究室のここ数日は膜面展開地上試験の準備をしたり、衛星の運用・解析をしたりと、着実に一歩ずつってところです。卒業まであと3か月弱という状況、SPROUTそして卒業研究を追い込みつつ、後輩やその下の代への報告書の作成、技術継承をしていきたいです。
2014年最後の顔

SPROUTの今後の予定ですが、引き続き姿勢系ミッションを行いつつ、2~3月には複合膜面展開ミッションを行う予定です。ミッションの成否の確認、そして迅速に研究価値へ繋げるためには大量のデータをダウンリンクする必要があります。アマチュア無線家の皆様には今後ともご協力いただけると幸いです。

最後になりますが改めまして、今年もどうぞ宜しくお願いいたします!
次回のブログは修士2年の角川くんにお願いします。

Category: General
Time: 07:12
Author: sprout
修士二年角川です。

先月末に5th UNISEC Space Takumi Conference
for Practical Study of Problem Finding and Solving in Space Systems
にて
超小型人工衛星開発における技術継承プロセスの提案〜ALOS-2相乗り副衛星「SPROUT」開発プロジェクトにおけるシステムズエンジニアリング〜
というタイトルで発表させていただきました。



このテーマは、どうすればプロジェクトが成功に近づくのか?という疑問から私自身が修士1年の時に持ち込んだ研究テーマです。外部の方々の前で発表する機会をいただけたとはいえ、今回の発表を通して、問題点が定量化されていない、定性的で抽象的すぎて議論しにくいのではないかと考え、より定量的にまた、具体的な事象を蓄積していくことが必要であると反省しました。



Takumi conference前半部では各大学衛星の運用に関する評価が話題となっていて、後半部分はこれから日本の宇宙システム開発どうしていくべきなのかといった点が話題になっていました。また超小型衛星RG研究会ではほどよし信頼性工学に関して議論が行われました。今回は、前半部分に絞った点に関して自身の考えを述べさせていただこうと思います。

conferenceではそれぞれの大学・研究機関個々の衛星開発プロジェクトの枠を超えて、衛星開発ワーキンググループとして衛星開発をもっとよくしようという試みがなされていました。具体的にはそれぞれの発表の方、自身の研究室やプロジェクトにて起きた、衛星システムに関する不具合やそれに対する地上での対処や、意思決定の失敗を取り上げておられました。このような失敗を各大学・研究機関間で共有しそれぞれのプロジェクトに教訓として取り入れていくといったような流れになっていて大変すばらしいと感じました。
巷ではリコール隠しとか、不具合の隠蔽などが問題となっている中で、規模は異なるのかもしれませんし、重大な事故には至っていないものの、責任を背負う覚悟をもって事象を表に出し、より超小型衛星開発を発展させようという流れで議論がなされていたからです。

SPROUTのプロジェクト、宮崎研の衛星開発の中でももっと積極的にこのような流れを取り入れていくべきだと思いました。

超小型衛星開発において衛星システムは一発勝負です。一度打ち上げてしまえば、システムに修正を加えることができないからです。そのため開発段階では実際の宇宙環境を想定して繰り返し検証を行って万全を尽くしてきました。しかし、検証漏れは人間が作ったものである以上どうしても出てきてしまいます。
宮崎研究室として、現段階で大事なのはプロジェクトとしてそれに対処することが「できるのか」、「できないのか」を明確にしておくことだと思います。仮に、衛星システムに故障があっても、地上局側で対処出来れば、プロジェクトとしては成功です。逆にプロジェクトのミッション要求が衛星システムの故障よって満たされず、その故障に対して地上側でなんらかの対処ができない場合、それはプロジェクト失敗に値します。「できるのか」「できないのか」あいまいにしたままではプロジェクト成否の評価すらできなくなってしまいかねないと思います。
前々回前回のブログで紹介しました、SPROUT5年間の運用に関する技術継承問題において言えば、(SPROUTは研究室のB3,B4,M1,M2で運用していますが)運用に関して軌道上で起きた故障・エラー・不具合の対処に関しては開発のコアメンバーの間で暗黙的に処理されていることが多く、その事象と対策はプロジェクト全体で共有されていない点が多々あります。そのため、現段階では衛星システムに対する命令(運用の要件定義からコマンド作成・確認・送信)は開発コアメンバーしかできない状況です。
このような問題にアプローチするためにも、もっと積極的に毎週のSPROUTミーティングの場などにおいて不具合事象・対処に言及し、プロジェクト全体として共有すべきなのではないかと思います。プロジェクト全体で共有する方向性を掲げることで技術継承の促進も期待できると考えています。(SPROUTプロジェクトには次期衛星NEXUS開発プロジェクトメンバーも参加している)
なぜなら、不具合事象そのものやそれに対する対処を理解することはSPROUTのプロジェクト全体(開発プロセス、運用システム・衛星システム・地上局システムetc…)を網羅的に理解することにつながるからです。
このような不具合事象・対処に関する共有を促進するために、以下のような「不具合事象記録」というエクセルシートを運用していきたいと思います。



次回のブログは学部3年の川添くんお願いします。

Category: General
Time: 22:21
Author: sprout
学部3年の河添です。
宮崎研究室に去年の9月からインターンとして所属しています。
まず、宮崎研究室にインターンしたいと思った理由は、大きく構造系に興味があり、バイコンベックスや膜面展開を研究しているところに入ってどんな事をしているのか、どんな経験ができるのかを知りたく入りました。
最初に宮崎先生と面談した時には、「インターン中で興味が湧いてきたものを片っ端からするといいよ」と助言を頂き、研究室の皆さんの研究を片っ端から聞いて行きました。
その中で毎週行われている宮崎研究室が開発した小型衛星“SPROUT”のミーティングに参加しているうちにSPROUTに対して興味が湧いてき、SPROUTに関係ある事がしたいと思いました。ですが、SPROUTの中でも姿勢系、電源系、通信系などいろいろな分野があり、自分がやりたい分野はどれだろうと悩む時期がありました。そんな時、M1の大日向さんから姿勢系は興味ある?と声をかけて頂き、大日向さんからもらった過去の資料などを読んでいるうちにSPROUTに対する興味と姿勢系に対する興味が湧いてきました。それから、EM機の組立やダウンリンク日数の比較のグラフの制作、最近ではSPROUT運用シフトに加えてもらい、着実にSPROUTに関わっていけるようになりました。


個人的な研究としては、軌道上データを用いて地磁気の較正をしています。簡単にいうと地磁気センサは理論値(IGRF地磁気モデル)に対して誤差が大きい可能性があり、スケールファクタ誤差、バイアス誤差の軌道上推定を行い、地磁気の較正を行っていく研究です。
今は、製作途中なのでこれから完成させていきます。
学部4年で研究室配属される際には宮崎研究室に行きたいと思っています。これからもっと衛星関係の知識を増やしていき、もっと宮崎研究室に貢献しつつ、自分の研究を見つけ、精進していきたいです。

現在、宮崎研究室では、膜面展開ミッションを行うために、確認事項を洗い出して、それを一つ一つ確認する作業を行っています。主な確認事項としては、大型真空層試験を行うためにEM機の配管を組み立てて実験の準備を整えているところです。膜面展開ミッションは今年度末までに実行させる予定なので宮崎研究室一丸となって頑張っていきたいと思います。

2015年01月21日(Wed): 初めまして その弐

Category: General
Time: 22:34
Author: sprout
はじめまして。菊池といいます。
先週の河添君同様、宮崎研究室に去年の9月からインターンとして所属しています。

私が宮崎研究室を選んだ理由は、研究室で開発・運用している小型人工衛星に興味があるからです。最初はSPROUTの関係で何か手伝えればいいなと思うだけでしたが、実際にダウンリンクデータのデータベース作成担当チームに入れていただいてから、SPROUTの運用全般に興味が出ていきました。現在は、地上局関連のソフトウェア開発と経年劣化した周辺機器のリニューアルを主に行っています。

まずは、私の目指す「地上局」についてお話しすることにします。そもそも地上局は、軌道上の衛星と円滑にデータ通信を行い、管理するためのものです。現在の宮崎研究室の地上局は、4人で運用するのがベストな機器配置になっています。
①周波数・偏波を調整する人 
②デコードしつつコマンドを作成し、送信する人 
③ブログを書く人 
④運用記録を残す人
これを、よりスマートにするために「半自動運用」ができる地上局システムを構築することです。”半”というのは、自動的にアップリンクをすることは、法律的に想定していないためです。具体的には、自動でベストな周波数に合わせ、自動で適切な偏波に切り替え、データベースを通してトラッキングPCが現状を把握し、適切なデコードモード(CW/FM)に対応するうえ、デコードしたデータをその場ですぐに目視できるようなシステムを考えています。
頑張って皆が驚くような地上局にしていきますよ!

さて、今までの活動内容ですが、いまでXPを使っていた地上局PCをリニューアルしました。
ground station

運用の効率を上げ、初めて見た人へのインパクトを与えられるように、27インチ液晶4枚、54インチ液晶テレビと同じ大きさのディスプレイを採用しました。大きな画面に合わせて、きれいな壁紙も作りました。2台で1セットの宮崎研究室オリジナル壁紙です。

さらに!新しい無線機も到着しました。無線機は、新たに申請を出さなくては動かせないので、早く申請したいですね。
radio

それでは、今後ともよろしくお願いします。
次回のブログは、学部3年鈴木くん(通称BOB)にお願いします。


2015年01月28日(Wed): はじめまして?その参

Category: General
Time: 21:28
Author: sprout
こんにちは
学部3年のBOBこと鈴木です.
今年も早いもので,もう1ヶ月が過ぎようとしてます.
そういえばSPLOGでははじめましてですね.
ということで軽く自己紹介をしたいと思います.

先週,先々週の方々同様9月からインターン生として活動させていただいています.
僕は1年生の時から衛星工房を通して宮崎研としてお世話になっており,
改めてインターンって感じがあんまりしないのが正直なところです.
宮崎研を選んだ理由としては,衛星工房でずっとやってきたということもありますが
広く宇宙に興味があり実際に将来宇宙で使われる可能性があるものを
研究出来るというところに魅力を感じたからです.
インターンの題材として形状記憶合金を用いた振動絶縁機構「SCSMA」
に興味を抱いており,より知識を深めて行けたらと考えております.
また,SPROUTと同時にNEXUSという通信実証衛星の開発も行っており,
SPROUTで得た先輩方のノウハウをNEXUSにも活かしていきたいと考えております.

さてSPLOGということでSPROUTに関してのことを書いていこうかとと思います.
8月の後半からSPROUTに携わっており,M2の藤原さんの助けを受けながらも
軌道上での熱解析を行っております.
まだまだ未熟ですが早く熱解析マスターになれるよう精進していきたいと思います.

余談ではありますが,先日行われました宮崎研究室新年会ボーリング大会において
川添君がコーヒーメーカ「ドルチェ・グスト」を勝ち取って来てくれました.
これでこれから美味しいコーヒーが飲めるので,個人的にはすごく嬉しいです!

ドルチェ・グスト

といった感じでまだまだぺーぺーですが
これからもよろしくお願いいたします.

次回は学部4年の吉原さんよろしくお願いします.