【SPROUT打ち上げまで36日です!】

皆様,こんにちは.
修士1年の丸木です.

SPROUTマスターになろう!本日から三日間はメインミッションである膜展開についてお送りします.
今日はまず,膜展開ミッションの概要についてお伝えします.

人工衛星において膜展開というと,遠心力を利用したスピン展開や支持部材を伸展させて膜を展開する方法がありますが,SPROUTの場合は後者になります.
SPROUTでいう膜を広げるための支持部材に当たるのがインフレータブルチューブです.

インフレータブル構造というは,ガスを注入することで膨らむ構造になります.なので,インフレータブルチューブはガスの注入により伸展し,膜を広げる役割を担ってくれます.
一般的にインフレータブル構造の利点は,複雑な展開機構が要らず,ガスを注入するというone-actionで展開が可能なことです.そのため,展開機構の開発が比較的簡単になるのと,展開に要する時間が短いのです.
また,衛星が大きくなっても,インフレータブル構造物の質量はあまり変わりません.そのため今後の宇宙開発において大型構造物への利用にも期待できます.


膜面



【ミッション】
膜展開に関するミッションは次の通りです.
なお,ミッションを行う予定である時期を記載しておりますが,運用の進め方によって変更になる可能性がありますので,ご了承ください.

1) 複合膜面構造物の展開実証(打ち上げから6か月後に達成予定)
まずは複合膜面の宇宙での展開実証そのものを成功させなければいけません.そういう意味を込めて,これをミニマムサクセスに位置付けています.

2) 複合膜面構造物の設計手法の実証(打ち上げから10か月後達成予定)
展開が成功したら,取得したデータを解析し,複合膜面構造物の設計手法について評価します.
また数値シミュレーションの結果と比較して,展開挙動のより詳しい考察と数値シミュレーション手法の向上を目指します.
ここまでで,フルサクセスとしています.

3) 複合膜面構造物による軌道降下率変化の予測(打ち上げから5年後)
自作の軌道シミュレータから予測した結果と実際の結果を照らし合わせて,予測精度の評価を行いシミュレーションの妥当性を示します.
これはエクストラサクセスに位置付けています.


【膜展開シーケンス】
膜面の展開シーケンスは一次展開と二次展開に分かれます.
一次展開では,収納機構から複合膜面が解放されます.きっちり折り畳まれているため,折り目の復元力によって少し展開します.
二次展開では,収納機構のフタが開いたことを感知して,チューブにガスが注入され,正三角形の形に広がります.


シーケンス





さて,ここから話題は変わって,本日行われた宮崎研究室のB4歓迎会についてお送りしたいと思います.
今年は去年と同様10人の4年生が研究室メンバーに加わりました.


懇親会前

懇親会前2

懇親会1

懇親会2

懇親会3



本日は残念ながら二人風邪でお休みでしたが,自己紹介を終え,なんとなく皆の人となりを把握することが出来ました.


集合写真


雨のため,建物の階段で写真を撮らせて頂きました.
一風変わった集合写真となりました.
今年も一年,楽しい研究室生活が送れたらなと思います.

明日はB2の福永より,膜展開のミッション評価についてお送りします.