【SPROUT打ち上げまで35日です!】

皆様,こんにちは.
学部2年の福永です.

SPROUTマスターになろう!昨日に引き続き三日間はメインミッションである膜展開についてお送りします. 2日目の今日は膜展開ミッションの評価についてお伝えします.
昨日伝えました通り,膜面展開ミッションについては複合膜面構造物の展開実証をすることにあります.

膜面


その評価はSPROUTに搭載された2台のカメラと圧力センサ,インフレータブルチューブに取り付けられたピエゾセンサによって評価します.SPROUTに搭載された2台のカメラによって連続的に14枚の写真撮影を行い,インフレータブルチューブ,そして膜面についている特徴点をステレオ視によって複合膜面の展開挙動を推定します.また,圧力センサの値とカメラから計測されたデータを合わせ,地上による実験と数値シュミレーションの精度を向上させることで今後の複合膜面構造物の設計の向上に寄与したいと考えています.さらに,ピエゾセンサの取得によって宇宙空間で折りたたまれたチューブの振動解析が行え,カメラ画像で取得されたデータと合わせることでより精度の良い計測データとなると考えています.

複合膜面


近年,運用を終えた衛星がその後も宇宙空間に残りデブリ(ゴミ)となる問題があります.そこでSPROUTではカメラデータから複合膜面構造物の展開挙動を推定するとともに,膜面の面積展開率を評価し,自作の軌道シュミレータで軌道降下率の予測を行います.SPROUTの膜面が100%展開すると軌道上では3.73年で大気圏に突入する予測となります.さらに面積展開率と軌道上滞在年数を事前に予測しておき,膜面展開後の軌道データから独自に開発した軌道シュミレータの評価を行っていきます.また,SPROUTではデブリ対策のため軌道上滞在年数が5年となるよう,膜面の展開率85%をミッションとしています.

軌道降下率


1年と短かったですが,私の携わった複合膜面構造物が宇宙で展開するのを心待ちにしています!
明日は膜面の展開制御について修士2年の三田が紹介します.