【SPROUT打ち上げまで30日です!】
皆様、こんばんは
修士2年の藤原です。

昨日は,システム設計についての紹介を行っていました.本日は,そのようなシステムを設計した結果SPROUTの全体システムどのようなシステムになったかを紹介したいと思います.

SPROUTの形状は一辺20[cm]の立方体で,質量は7.1[kg]です. 内部構造はミッションが機能するための支援をおこなう衛星バス系(構造・熱系,電源系,通信系,データ処理系),衛星のミッションを直接果たす工学ミッション系(姿勢制御・決定系・カメラ計測系,複合膜面構造系,アマチュア無線系)から成ります.構体の材料にはアルミニウム合金を用い4枚の壁面で立方体を形成し,中央には電池ボックスを配置,各搭載機器は構体に固定し,太陽電池パネルは衛星を覆うように衛星側面に搭載します.また衛星内部構造は,下図のようなシステム構成で構成されています.

システムダイアグラム


FMR1,FMR2は異なる周波数の受信機を搭載しています.FMR1は衛星全体のフライトマネージメトMPUおよびその周辺回路.主に工学ミッション系のアップリンクを受信する受信機を搭載し,アップリンクコマンドを処理するサブシステム.地上局からのアップリンクを受信します.また,FMR2は主にアウトリーチミッションのフライトマネージメントMPUおよびその周辺回路.主にアウトリーチミッション系のアップリンクを受信する受信機を搭載し,アップリンクコマンドを処理するサブシステム.また,FMR1とFMR2はすべてのバス系マイコンと通信ラインが繋がっているため仮にFMR1が故障したとしてもFMR2が同等のミッションを行なうことが出来る冗長設計になっています.また,FMR1,FMR2,EPS,CW,RTCのようなバス系にはSEEDS-IIで宇宙実証済みである信頼性のあるMPUを使用しています.また,CDH1が主に工学ミッション系のコマンドとデータを処理し,CDH2が主にアウトリーチミッション系のコマンドとデータを処理しています.また,FMR1,2同様に仮にCDH1が故障したとしてもCDH2からも同等のミッションが行えるよう設計しています.以上が全体システムです.

明日からは各システムの説明を行っていきます.
明日は,吉野君が通信系設計の紹介します.