【SPROUT打ち上げまで16日です!】

皆さま,こんにちは.
修士2年の藤原です.

SPROUTマスターになろう!昨日は衝撃試験について紹介していたので,本日は,恒温槽試験について紹介します.

【恒温槽試験】
熱系設計でも述べましたが,SPROUTは軌道上では衛星構体表面は高温にも低温にもなることが予想されます.そのため,SPROUTの衛星すべての機器が軌道上の温度に耐えることが出来るかあらかじめ確認しなくてはなりません.ほとんどの機器にはデータシートに記載されている動作温度範囲をみることでSPROUTの機器が正常に動作することが出来るかどうかという確認することはできますが,衛星が宇宙に行ってからでは,直すことも出来ないため確実に動作するか確認する必要があります.単体の機器について言えば,データシート通りに動作するか確認する必要がありますし,全ての機器が搭載された状態では,温度によって配線の抵抗値が上がり下がりすることで,常温では正常に動作していたものが動作しなくなってしまう可能性もあります.また,バッテリは低温で性能が悪くなるため低温時では全ての動作が出来ないかもしれません.そのため,SPROUTでは恒温槽試験を行いました.また,温度条件は以下の図の熱解析のバッテリの温度の最大温度と最小温度に15℃マージンを取った値で試験をしました.

熱解析結果


その結果SPROUTでは,恒温槽の設定温度を最低温度を-20℃,最高温度を30℃に設定して行いました.また,外面に配置されている機器にも動作確認をする必要があるため,外面の機器については,恒温槽の設定温度を最低温度は-50℃,最高温度は50℃に設定して行いました.また,温度センサのキャリブレーションを行いました.

恒温槽試験様子


SPROUTは無事,恒温槽試験で不具合箇所がない状態でロケットに引き渡すことが出来ました.そのため軌道上の温度でもSPROUTは問題なく動作すると自身を持っています.

以上,本日は恒温槽試験についての紹介でした.明日も引き続き熱真空試験を藤原が紹介いたします.