【SPROUT打ち上げまであと11日です!】

 皆様、こんにちは。学部4年の山口です。
 SPROUTマスターになろう、今回からは地上局システムの開発について説明したいと思います。
 人工衛星の開発の一つに、衛星へコマンドを送り、そして衛星が取得したセンサデータやカメラ画像を受信する局、「地上局」の開発が必要です。
 SPROUTではアマチュア無線帯の電波を使用し、パケット通信にて衛星へアップリンク、ダウンリンクをします。
 地上局の開発は主に、ハードウェア開発および、ソフトウェア開発に分類することができます。
 本日はハードウェアについて説明していたいと思います。SPROUTは前記のおとりの通信方式によって、衛星との通信を行うために、アマチュア無線局の設置を行いました。下の図がSPROUTの地上局の構成です。

SPROUT地上局システムダイアグラム


各機器について詳しい説明はこちらのページをご覧下さい。

地上局は大きく分けて4つの系に分類することができます。それぞれの系の機能を説明していきたいと思います。

①送信系
 送信系では、パソコンによって作成されたデータをTNC(ターミナルノードコントローラ)によって、デジタルデータからパケットデータに変換され、無線機によってアンテナを通じて衛星へ発射されます。

②受信系
 受信系では、衛星から照射された無線電波をアンテナで受け、プリアンプで増幅され、受信機で受信しTNCでパケットデータからデジタルデータによって変換されパソコン上にデータを表示します。

③衛星追尾系
 衛星追尾系の役割は2つあり、
 ① 衛星軌道解析ソフトで軌道解析結果を元にアンテナを動かし衛星の方向に向けます。 
 ② 無線機の周波数の微調整をソフトウェア上で行います。

④データベース系
 衛星へ送受信したデータを解析保存するデータベースです。SPROUTへ送ったコマンドや受信したデータの解析を行う事ができ、衛星のデータを時系列でみることができます。

日本大学地上局設備とアンテナ


 このような機能を持った、地上局を日本大学に設置しました。
明日も引き続き山口が地上局ソフトウェアの開発について説明したいと思います。