【SPROUT打ち上げまであと10日です!】

 みなさま、こんにちは機能に引き続き学部4年の山口です。
 SPROUTマスターになろう! 本日から3日かけて、地上局開発にて開発した、地上局を構成している3つのソフトウェアについて説明していこうと思います。
第一回目は、「軌道予測解析ソフト]です。このソフトの役割は大きく分けて2つあります。

①周波数の微調整
 衛星は地球の軌道上を高速(秒速数km)で飛来しているので、衛星の位置や速度を予測すればドップラー効果の式を使用知れば受信周波数のずれも予測できます。しかしながら、それでも多少の誤差が残り、CWを受信する場合は、周波数のバンド幅が小さいので、受信周波数を高い精度で合わせなければいけません。そうしないと、TNCでデコードできないことがあります。
 その周波数の微調整をソフト上で行える機能を持ちます。

②衛星軌道の解析
 人工衛星の軌道は、アメリカのNORADが発行しているTLE(Two Line Element)を使用して、SPG4モデルを用いて計算することにより、衛星の軌道を予測することができます。そして、その衛星の軌道をソフト上にて表示するとこができます。なので、現在衛星がどこのあたりを飛来しているかを一目で見ることができます。また、地上局から、衛星が見える(電波を受信することができる)時間(AOS,LOS時間・方位)、その時の最大迎角を同時に算出することができ、運用の計画を立てる際に重要な情報を提供できます。
 このソフトでは、TLEをソフトに入力し、ボタンを押すことだけですべての軌道計算を行えることができきます。

実際に、SPROUT の打ち上げ当日のTLEをこのソフトウェアに入れて解析してみると、次の図のような軌跡が描けます。

SPROUTのTLE※データをもとに自作
SPROUT
1 00000U 14000A 14144.15426352 .00000000 00000-0 00000-0 0 000X
2 00000 097.8740 250.9240 0035980 058.6810 194.6460 14.85960800 01

OrbitmasterのUI


明日も、引き続き山口が、地上局のアップリンク/ダウンリンクソフトについて説明したいと思います。