【打ち上げまであと7日です!】

 修士2年の角川です。
 SPROUTマスターになろう! 本日はSPROUTプロジェクトの開発管理について説明します。

[スケジュール管理]
SPROUTプロジェクトでは主に、通信系(C&DH、FMR)、ハウスキーピング(CW)、電源系(EPS)、衛星構体系、分離機構系、複合膜面構造物展開構造系(INF)、カメラ系(CAM)、姿勢制御系(ADC)などの各班にわかれてタスクを処理してきました。

プロジェクトでは予算とスケジュールが限られているため、開発を行っていく中のそれぞれのフェーズでどんなタスクを処理することが求められているのかを考えなければなりません。SPROUT開発プロジェクトでは自分達の都合でロケットの打ち上げ日程を変更することは出来ません。そのため、SPROUTがミッションを成功させるために、何をしなければならないのかをブレインストーミングして処理すべきタスクを網羅し、そのタスクを処理するためにどのくらいの時間と、お金がかかるのかを予測して計画をたて、すべてがロケットの打ち上げ日程に間に合う様にタスクを処理していかなければなりません。

SPROUTの統合試験を行っている際のスケジュールでは、製造したFM機が実際の宇宙環境で、設計した通りに動作できるのかどうかを環境試験を通して検証を行っていくことがメインのタスクになります。この期間では主に、試験装置が使用できる日程や、個々のシステム班のタスクの進捗状況と相談して調整しながら計画を立てていきます。

しかし、実際は試験装置に不具合が検出されて、その対処に時間を要したり、システムに不具合が生じ、その対処に負われたりと計画通りに進まないこともあります。もちろん、すべてのブレインストーミングで得られた全てのタスクを完了して打ち上げに臨むことができればより成功に近づけることは間違いありません。しかし、スケジュールとコストが限られていてなかなかそうはいかないのがプロジェクトです。

そのため、スケジュール管理ではJAXAへの衛星引き渡し前までに、このタスクだけは達成しておくべきマストなタスクを明確にして優先順位を付けておくことが重要になります。SPROUTプロジェクトがどのようにスケジュール管理を行って来たかを紹介したいと思います。

SPROUTプロジェクトでは主に以下項目を駆使してスケジュール管理を行ってきました。

・進捗報告ミーティング・・・1週間ごとにチームで集まり、各班の進捗報告や、スケジュールの調整を行う

・日報・・・決められたマイルストーンに対して1週間ごとでは管理しきれないタスクに足してメールで進捗報告を行う

・A/Iリスト・・・主に各システム班のくくりでアクションアイテム(A/I)を洗い出し、いつまでに何をやるのかを明確にした表