【打ち上げまであと6日です!】

 修士2年の角川です。
 SPROUTマスターになろう! 本日はSPROUTプロジェクトの開発管理(文書管理)について説明します。

SPROUTプロジェクトでは主に2通りの観点から文書管理を行っています。

①安全審査文書の管理・・・HⅡ-AロケットのI/F適合性審査に関する書類、安全審査に関する書類の管理を行っております。主に適合性要求、安全要求などを満たしているかどうか検証を行った結果を証明した書類です。

②SPROUT開発文書の管理・・・SPROUTの設計、試験計画・報告書、不具合報告書などの管理を行っております。

本日は、②SPROUT開発文書の管理に関して説明させて頂きたいと思います。



[開発文書の文書管理]
SPROUTプロジェクトでは運用マニュアル、各システム設計書、各システム仕様書、各種安全審査書類、各種試験計画・報告書、不具合報告書など、さまざまな文書を生成してきました(生成していきます)。また、各種試験においてはシステムの運用ログ(teraterm)や動作確認時のセンシングデータ、環境試験における試験条件に関するデータなどさまざまなデータを扱っています。

文書を管理する目的は,運用者(後世の代を含む)がSPROUTの適切な運用を行うことができる体制を整えるために、後世の代がSPROUTの開発情報を引き出すことができるようにSPROUT開発プロジェクトで生成された各種文書を整理することです。

その中でSPROUTプロジェクトチームの課題として、各システム班において、まだ文書化できていない開発情報を暗黙知的に伝承、または文書化して伝承していかなければならないということがあります。

SPROUTの開発情報が適切に後世に受け継がれないと、後半の運用フェーズにおいて開発当初のメンバーが持っていた暗黙知的な知識がごそっと抜けてしまいます。こうなると、約5年間を想定しているSPROUT運用の中では、SPROUTというシステムがブラックボックスになってしまい、後世の代が運用を行っている際に、万が一不具合が起きたときに対処できなくなってしまいます。

この課題に対して、現在SPROUT開発チームでは、システム仕様や試験結果、設計変更などの情報の、より詳細な文書化に努めています。

次回は最終回です。最後にSPROUTの今後の運用計画をお伝えしようと思います。