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2014年03月12日(Wed): ドキドキする季節

Category: General
Time: 21:01
Author: asel
【SPROUTミーティング】
2月28日にGPM相乗りで7機の超小型衛星が打ちあがりましたが,次はALOS-2相乗り組の出番ですね.SPROUTメンバーはJAXAさんへの引き渡しに向けて,最後の確認をひたすら続けているところです.

安全審査のphase-IIIや適合性確認など,重要なイベントも残っていますが,衛星&分離機構をきっちり仕上げるまで,皆んなでもうひと踏ん張り,頑張りましょう! って感じですね.

ということで,これがSPROUTのFMだ!
【フライトモデル!】



Category: General
Time: 13:03
Author: asel
プレスリリースが出ましたね.

http://www.jaxa.jp/press/2014/03/20140314_h2af24_j.html

ロケットの打ち上げが12時5分~20分の間で,打ち上げから37分30秒後,つまり,12時43分くらいから13時ちょっと前くらいの間にSPROUTはロケットから分離される予定とのことです.南極の上空ですね.楽しみです.

さて,SPROUTは打ち上げ前は下図のような状態です.
【打ち上げ前】

で,打ち上げ後,9ヶ月~12ヶ月して,膜を展開します.展開後は下図のような状態になってくれるはずです.いつ展開するかは,それまでに衛星との通信がどれくらい順調にできるかによります.アマチュア衛星用周波数帯は,違法電波が多いので,混信が起こりやすいんですよねえ.違法電波,減ってくれないですかねえ.
【展開後】


で,衛星の+x面,つまり,ロケットの機軸方向(ロケットが進む方向)の面は,下の写真のようになっています.いろいろ付いていますが,一番重要なのは,膜を収納しているボックスのふたがちゃんと開いて,2個のカメラで展開中の膜を撮影して,展開中の膜の三次元形状を算出するってところですね.多分,2~3秒以内には展開し,展開後の振動も結構すぐにおさまりそうなので,あっけないですが,撮影がうまくいくよう,祈っているところです.
【+x面】



Category: General
Time: 09:41
Author: asel
よく言われることの一つに,「事前に確認しなかったところで必ず不具合が起こる」というのがあります.「ここは不安だ」と皆んなが思うところは,事前によくチェックして,対策も十分に取るので,だいたい大丈夫がことが多いですが,「さすがに,ここは特別なことはしていないし,今までもこれでうまくいっているし,問題ないでしょう」と思ってチェックをあまりしなかったところで,得てして不具合が起こるものだ,というものです.

この予想?は,怖いくらい,絵に描いたように,ものの見事に?,当たります.実際,今までは大丈夫だったといっても,それは以前のシステムでは動いていたというだけであって,新しいシステムの元でも動くかどうかは,確認してみないとわからないものです(システム全体の中で,新しく開発した部分があったとしたら,その影響で,今までは大丈夫だったものがうまくいかなくなるということは,まあ,機械の世界だけでなく,人間の世界でもありがちですよねえ).

ですので,とにかく,SPROUTに関しては,ギリギリまで,見落としがないかチェックを続けている感じです.まあ,あまりギリギリまでやっていると,最後にバタバタしてしまってミスが起こるので,精神的・時間的にある程度余裕を持ちながら,「最後の締め」って感じでやるのがいいんでしょうねえ(自分はなかなかそういうことができないので,SPROUTの開発メンバーは偉いなあと思う今日この頃です).

さて,SPROUTの外面は以下の写真の通りです.SPROUTでは太陽電池パネルを展開することはしておらず,ボディ・マウントでも足りるような電力で衛星を運用します.実はこれが結構,ギリギリだったりします.
【衛星外面(その1)】
【衛星外面(その2)】

というか,当初の設計に比べると,電力がギリギリになってしまったのですが,それにはいろいろ理由があったりします.その他にも,バッテリの充電のところとか,当初はあまり想定していなかったことがあって,現在,SPROUTメンバーが恒温槽で温度特性をいろいろチェックしているのも,結局のところ,この「想定していなかったこと」を想定して,かつ,「まあ,これは設計上はあまり起こり得ないだろうが,確率は0ではないので,一応」ということまで確認するためです.

実際,電源系(と通信系)は衛星の命綱ですから,ほんの少しでも不安があったら,その不安は取り除かないとってところです.

やはり,「確認しなかったところで必ず不具合が起こる」,というのが頭から離れないので,「念のため,これについても定量的に確認しておこう」ということになるわけです.で,衛星が成功すれば,「あの時,面倒くさがらずに確認をしておいてよかったね」ということになるのかなと.

このあたりのことについては,機会があれば追々,このブログで書こうかなと思っています.


2014年03月16日(Sun): SPROUTの中身

Category: General
Time: 19:58
Author: asel
今日も皆さん,クリーンルームでコマンドチェック中ですね.ご苦労様です.

さて,SPROUTは,SEEDSと同じく,電子基板をマザーボード上のカートリッジに差し込んでゆく,いわゆるファミコン方式を採用していて,中身は以下のようになっています.
【SPROUTの基板】

中央に金属部分がありますが,ここが,SPROUTのメインミッションの一つであるインフレータブル膜(複合膜面構造)の展開機構が入っているケース(通称,“センターボックス”)です.展開機構は下のCAD図のようなものです.


そしてこのセンターボックスに,チューブや膜を収納する,白いプラスティックのケースが取りつきます.実際に取り付けた状態では,下のCAD図のような感じになります.

実際の写真のようになります).
【収納ボックス】

そして,膜面は下の写真のような感じに収納されます(実際は,ちょっと違いますが,だいたい,こんな感じ).
【膜の収納】


この展開機構は,メーカーの方といろいろ調整しながら開発してきたもので,いろんな工夫・苦労が詰まったものなので,何としても成功させないと,と思っているところです.



2014年03月17日(Mon): CanSatやCubeSatでの国際連携

Category: General
Time: 14:02
Author: asel
【ラウンジ】

SPROUTの皆さんが最終チェックを頑張っている中,こちらは,文科省のプロジェクトの関係でガーナに行く途中で,いまはイスタンブール空港のラウンジでのんびり?お仕事です.もともと,すごくいいラウンジでしたが,フロアが1つ増えて,ホントに広くて優雅なラウンジになってます.成田もこのくらいになってくれたらなあ.

ガーナでは,MOUを去年交わしたAll Nations University CollegeのManfredさんたちと,構築中の衛星の地上局(もうできたのかな?)や,開発予定の3UのCubeSatのミッションや設計について打ち合わせをしつつ,また日本にも来てもらって,日本の学生メンバーといろいろ交流してもらう調整も,ってところです. ついでに,Dr.Yamazaki & Mr.Fujiwaraの7cm Cubeの売り込みとか,CubeSat用のde-orbit機構の売り込みもできたらなと.こういう連携でwin-winな関係をつくっていければなってところです.

さて,SPROUTはH-IIA用のPAFではなく,独自の分離機構N-PODでロケットから放出されるわけですが,これの開発もいろいろありましたねえ.というか,やっぱり,最初はなかなか細部の設計が決まらず,EMをつくるまでに相当な時間がかかったのが思い出されます.SEEDSの1号機のときもそうでしたが,最初につくるのって,勇気がいるんでしょうね.でも,一度形にしてしまうと,「ここはこうすればもっとよくなる」とかって,どんどんアイデアが出てくるようなので,最初に一歩を踏み出すのがつくづく大事だなあと思います.
【分離前】N-PODは右のCAD図のような感じで,この箱の中にSPROUTを入れて打ち上げます.このN-PODをH-IIAの所定の位置に固定するわけですが,去年の夏,フィットチェックをしたときは,N-PODがちょこんと乗っかっていて,かわいかったですし(秘密保持契約の関係で写真をオープンにできないのが残念・・・),ロケットにはこんな感じで乗っかるのかってイメージができて,嬉しかったですねえ.

で,いわゆるびっくり箱方式というか,保持・開放機構が開放されると,ドアが開いて,下のCAD図のように,押し出しバネによって衛星が放出されるわけですが,ここが一番,ドキドキするところですね.どんなに一生懸命,衛星をつくっても,ロケットから放出されなければどうにもなりませんからねえ.設計・試験を通じて,「確実に動作するはず」とわかっていても,初めての経験というのは,なんともいえないドキドキ感があります.
【分離時】

【N-POD】実物は左の写真ような感じですが(これはEMなので,ちょっと汚いし,FMとは微妙に違いますが,ほぼ同じ),うまく機能してほしいですねえ.これも,半年以上前には「もう大丈夫」と言っていて,その後,いろいろありましたもんねえ.念には念を,ってことでいろいろやって,いい感じになってきて,最後にもう一つ,「念のため」と思ってやったことが逆効果だったりして,「年を越せるんだろうか?」って感じがなきにしもあらずでしたが,まあ,結局は,ちゃんと考えてやっていれば大丈夫,ということなんですかね.

N-PODの姿はSPROUTが放出後にカメラで撮影してくれるはずなので(衛星の姿勢がおおきくぶれなければ),宇宙でふたがパカっと開いた姿,見たいですねえ.


2014年03月18日(Tue): 一年ぶりのガーナ

Category: General
Time: 09:42
Author: asel
【膜展開前のSPROUT】SPROUTのことはSPLOGにメンバーが書いてくれるみたいなので,こっちのブログはもういいかな?.SPROUTはアマチュア無線の衛星ですし,そもそも,今回はSEEDSとは違って,国の税金を使って打ち上げていただくわけですから,情報発信していかないとね,ってところです.

SPLOGにも書いてありますが,SPROUTメンバーは,最後の動作確認(運用試験)をしつつ安全審査を待つ,って感じでしょうかね.もうひと踏ん張りですが,最後の安全審査,無事にパスしてほしいものです.

安全審査については,ドキュメントの書き方から始まって,考え方とかいい勉強になりましたね(って,まだ終わっていないですが).産業連携の方々や安信部の方々には,あの読みにくいドキュメントを審査していただいていて,ご指導いただいて,感謝感謝です(もう少しわかりやすく,かつ,フォーマットも統一した,きれいな文書をつくれるようになりたいですね. って,「お前がちゃんと添削しろよ」って言われそうですが).

で,全てが順調にいけば,SPROUTは3月23日に分離機構N-PODに収納されるんですかね.

ということで,23日が,SPROUTを見ることができる最後の日になるので,この日は,OB・OGの皆さんにSPROTのお披露目会(というか,メンバーが作業しているところを眺めていただく会?)をする予定です.楽しみです.多分,午後あたりになるのかな?

で,こちらはガーナに着いて,明日から打ち合わせです.一年ぶりのガーナ,懐かしいです(去年は,真夜中にひたすら山の中を走る車の中でドキドキしてましたねえ).SPROUTメンバーが頑張ってますし,こちらも頑張らないとってところです.
【ガーナの皆さん】


2014年03月20日(Thu): 衛星開発の第一歩

Category: General
Time: 03:33
Author: asel
SPROUTのメンバーは運用試験を続けているところですね.今日(20日)には運用試験を終えて,組み立てて,最後のもろもろの計測等を行って,完全な打ち上げコンフィグレーションにして,分離機構に収納,ということになるんですかね.ここ数日で全てが決まると言っても過言ではないですね.SPROUTでその緊張感を味わえるのは今年のメンバーだけなわけで,うらやましい限りです.「自分がミスったら,自分自身が後悔するだけでなく,今のメンバーやOBたちに顔向けができない」っていうプレッシャー,たまらないでしょうねえ.そういうプレッシャーを経験できるってだけで,ホント,うらやましいです.「自分がSPROUTを完成させられる」という嬉しさだけでなく,そういうプレッシャーを同時に味わえるというのが,打ち上げ年度のメンバーの特権というか,醍醐味ですね.

【地上局,頑張ってつくりましょう】
さて,こちらはというと,そういう面白さをこれから体験してゆくであろう人達とのミーティングを続けています.まずは地上局をつくって,既存の衛星の電波を受信したりできるようになって,そのあと,自分達の衛星のプロジェクトをスタートさせるということですが,じゃあ,具体的に何から手を付けるか,何をするか,というのが,結構,難しかったりするのかな,と勝手に想像しながら,ミーティングをしています.頭では,「これをやらないといけない」,「これも考えないといけない」って,いろいろわかっていても,いざ,行動に移す時って,どういう手順で進めるかをなかなか決められなかったりしますよねえ(っていうのは私だけ?).

その意味で,そういう手順を考えることがすごく楽しいんですよね.「この流れでやっていけば,こういうことでできるようになる」っていう計画を立てるのって,たまらない楽しさがあります(計画倒れになるのはダメですけどね).実際,今回も,「今まで衛星設計や宇宙工学とかを学んでいない人が,実際に衛星をつくって打ち上げて運用して,しかも,世の中の人達にとって役に立つようなことを衛星でしようと思ったら,どういう流れでやっていけば,それを実現できるのかって考えるのは,自分自身にとっても,すごく勉強になります.

日本に戻る頃には,SPROUTは全ての最終チェックを終えて,もう完成していて,あとは分離機構に収納するだけって状態になっているはずだと思うと,楽しみであり,かつ,ドキドキしますね(もし,何かチェック漏れがあったりすると,「じゃあ,これからやりましょう」って言わないといけないわけです.そうすると,当然,メンバーには「これからやるの?」,「今さらそんな勝手なこと言うなよ」って恨まれることになるわけで,こちらとしては,チェック漏れがないことを祈るばかりです).

p.s. 去年,ガーナに来たとき,All Nations Universityのいろんな先生と知り合いになりましたが,その中の一人の女性の先生と今日会ったら,Dr.Yamazakiのことを指して,「彼にはずっとガーナにいてほしい.日本には帰ってほしくない」って訴えられてしまい(その先生は,そばにいたManfredさんにも,「私は彼のことが好きなの.日本には帰ってほしくないわ」って言っていました),いやあ,ホント,世界中どこに行ってもファンをつくってしまうDr.Yamazakiに,あらためて脱帽です.


2014年03月21日(Fri): 発展の仕方

Category: General
Time: 18:02
Author: asel
SPROUTのメンバーは,最終組立中でしょうかね? 最後まで携われるって,プレッシャーで大変だろうけど,うらやましいです.

【アクラのダウンタウン】
さて,こちらは,昨日は打ち合わせの後,首都のアクラに案内してもらって,Manfredさんたちが普段,工具とかを買っているところに案内してもらったり,大統領官邸や官庁街やミリタリなところなどを車から見たりしてました.まあ,当然ですが,首都はやっぱり,栄えてますし,ダウンタウンは賑やかです.

ガーナは,道路にしろ,電力関連にしろ,ネットにしろ,建物にしろ,地上インフラは正直,あまり整っていないと思うのですが(都会は別でしょうが),皆さん,スマホだタブレットだは普通に使っているし,private universityに通うような学生さん達は,なんとなくお金持ちそうですし,このギャップがなんとも不思議な感じです. 多分,個人で買えるような範囲のものについては,すごい勢いで発展してゆくんだろうなあと.こういう発展の仕方,興味深いです.

ネットも,町や村のところどころに立っている携帯用の鉄塔に向けて,3Gでつないでいるようで,ホテルや大学も,WIFIはなかなかつながらない・・・(混み合っているからですかね).でも,皆さん,スマホで頑張ってますもんねえ.

そういう意味では,Facebookが無人機でアフリカにネット環境を提供って,ホント,さすがだなあって思います.ホントに必要だし,みんながものすごく喜ぶインフラになると思いますし(でも,無人機で20kmくらいの上空を数年間,メンテナンスフリーで飛んでいられる無人機って,ホントにできるんだろうか.すごいですねえ).衛星も,こういう,みんなに喜ばれるものを提供するのが使命なんだろうなあと(去年も今年も,ガーナで取材されたときに最初に聞かれたのは,「衛星がガーナの経済にどう役立つのか?」,「ガーナの国民に何を提供できるのか?」,でしたからねえ).
【大統領官邸は,やっぱりすごい】



2014年03月22日(Sat): いろいろありますね

Category: General
Time: 18:12
Author: asel
SPROUTは,現在,佳境中の佳境といいますか,ここ数日でいろいろあって,2時間半くらい前だと,下の写真のような感じでした.そう.まだ組み上がっていない・・・
【あれ?まだ組み上がっていない】

まあ,終わってみれば,勘違いだったり,なんてことないことでも,その時には,「なぜ?」っていうことは,この期に及んでもあるわけで,ホント,ギリギリまで気が抜けませんねえ.

実際,ガーナにいて,一瞬,ネットにつながったと思ってメールをみたら,「おおっ.だっ,大丈夫?」ってことがあったり,帰りの飛行機の中でネットがつながったときにメールをみたら(トルコ航空は無料でネット接続ができて,素晴らしい),「いやいやいや.ここにきてそれですか」ってことがあったり,びっくりでしたもんねえ.ここで本物の不具合が出たら,正直,リカバリは厳しいので,メールを開くのが怖い,って感じでした.ホント,ドキドキです.

ただ,大丈夫だったとはいえ,結局のところ,ドキドキしたのは展開もの・電源・温度の3つに集約されますね.ということは,このあたりは,他の部分と違って,これまでのチェックがまだまだ足りなかったのかもしれません.そういう意味では,チェックが十分にできて,打上げ後に変に慌てる必要がなくなったということで,よかったと思うべき?(楽天的すぎる?)

まあ,あり得ないくらいギリギリですが,「ここまで,当初は想定していなかったものも含めて,いろいろなパターンで動作チェックができて,ホッとした」と思うべきなのか,むしろ,「他にもチェックしきれていないことがあって,打上げ後に運用していて慌てることになるかも?」と不安が募ることになったのか,メンバーの胸中はどんな感じなんですかね.落ち着いたら,聞いてみたいところです.

ということで,メンバーは,現在,動作チェックをしながら組み上げている最中のようで,組み上がるのは夜中ですかね.

で,明日はN-PODに収納です.この後,SPROUTに電源が入るのは,宇宙に放出された後ですね(ホント,とにかく,ちゃんと放出されてほしいです).


2014年03月22日(Sat): だんだんできてきた?

Category: General
Time: 23:56
Author: asel
【組み立て中】
さっき,クリーンルームに行ったら,形が見えてきましたね.もう,何回か組立・分解をしているので,お手の物って感じ?(ホントは,あんまり組立・分解を繰り返すのはいいことだとは思いませんが,まあ,諸般の事情で,ってところですね).組立はEMの頃から,リーダーIsomuraと未来のエース?Ohinataがずっと組んでやっていたので,手順通りにやれば,さすがに大丈夫かと思いますが,やっぱり,これが最後かと思うと,見ているだけでドキドキですね.

せっかくなので,音はないですが,作業中の動画をちょっとだけ↓

ちなみに,下の写真は膜のFMを撮ったものです.表面には形状測定のための再帰性反射テープが貼ってあります(アウトガスのないものを,ってことで,いろいろ探した結果,こういうのになったらしい).軌道上で綺麗に写真が撮れてほしいですねえ.
【FM膜.左が表面,右が裏面】

さて,せっかくなので,ついでに・・・ 下の写真は,慣性乗積を測定したときの写真です.4本のひもで吊って,4本の梁にひもをつなげて,はりの歪が等しくなるように衛星の置き方のバランスを取って,あとは,よくある,慣性モーメントの測定の方法と同じ感じでやりますが,普通に置くだけでなく,写真のように斜めに設置して測定したものも合わせると,慣性テンソルの6成分が全て出ます.CADデータからでも6成分は概算できますが,やっぱり,実測しないとね,ってところです.
【慣性モーメント試験】


もうすぐ日曜日になりますね.


2014年03月23日(Sun): まだまだ?

Category: General
Time: 14:55
Author: asel
もう組み上がって,チェックアウトもだいたい終わっているはずの時間なんですが,まだですね.
【頑張りましょう】

組み上げ中も,慎重に慎重に,でもって,ちょっと不安な箇所があったのでちょっと戻して,ってこともあったようで,1時間前は上の写真のような感じでした.

OBも続々と来てくれて,これからお披露目というか,作業の見学です.


2014年03月23日(Sun): そろそろできる?

Category: General
Time: 16:12
Author: asel
そろそろ組み上げが終わるようですね.こちらは,OBの皆さんと研究室で和み中ですが,そろそろ,またクリーンルームに行きますかね.

ちなみに,1時間ちょっと前の状況はこちら↓



2014年03月23日(Sun): SPROUTのFM

Category: General
Time: 21:36
Author: asel
【お披露目中】

【SPROUTのFM】SPROUTのFMは右の写真です.当たり前ですが,先週組み上げたときと同じ感じですです.で,OBの皆さんにお披露目をして,写真とかも撮ってもらって,ちょっと楽しいひと時でした(車なOB,ロケットなOB,衛星なOB・OG,MEXTなOB,皆さん,ありがとうございました!).

でも,もう終わりかというと,そんなことはなくて,もう一度,一通りのチェックですね.これに結構時間がかかります.で,充電して完了です.

普通なら,FMを組み上げた状態で,ずっと運用試験とかいろんなチェックを長期間,やるんでしょうが,SPROUTの場合,ちょっと設計に工夫が足りなかったということもあり?,インフレータブル膜の展開の動作チェックを行うと,一度,衛星をばらして,窒素ガスシリンダを取り換えないといけないんですよねえ.外付けで,簡単に交換できる構造になっていたら,楽だったですね.で,これがあるために,結局,最後の最後にこんな感じになっています(まあ,展開系は早めにチェックを終えて,その後,展開以外の運用試験を長期間やった方がいいんでしょうが,諸般の事情で,最後の方で再度,展開チェックをすることになり,ってところです).
【歴史の生き証人たち?】


ということで,メンバーは,現在は再度(というか,何回目?),動作チェックをしています(展開系以外).適宜ローテーションで休んではいますが,結構,長い時間,集中してやってますよねえ.ホント,ご苦労様です(若いって素晴らしい).


2014年03月24日(Mon): 充電中

Category: General
Time: 01:34
Author: asel
【真夜中のテクノプレース15】
夜のテクノプレースは綺麗ですね(多分,一眼ならもっと綺麗に撮れるんだろうなあ).

【通信の確認】
SPROUTはというと,さっきまで動作チェックをしていましたが,一通りのチェックが終わったようで,現在は充電中ですね.メンバーの多くは近くのマックにお食事に行ったそうで. 私は,一旦,家に帰って,お風呂とかご飯とかを済ませて戻ってきましたが,食べずにもうちょっと早く研究室に戻ってくれば,一緒に食べられたなあってところです(でも,みんな,私と一緒は嫌かも?).

【クリーンルームの写真をSSTVで送ると・・・】
カメラ画像をSSTVで送るとこんな感じ


2014年03月24日(Mon): そろそろ収納

Category: General
Time: 03:30
Author: asel
【休憩中】
充電中は,皆さん,仮眠したり,歯を磨いたりしていましたが,充電も終わり,分離機構(N-POD)への収納作業に移行しているみたいですね.クリーンルームに見に行こうかなと.

ちなみに,これとは別に,Mr.Yoshinoは振動試験時の分離機構や衛星の健全性チェック用の回路の最終チェックを別の部屋で一人,黙々とやっていて,こちらもひと段落みたいですね.ご苦労様です.最後は,いまいる人達だけででも,衛星の前で記念写真を撮ったらどうかなと(まあ,分離機構に入れた後,JAXAさんへの引き渡しの間は,いくらでも写真は撮れますが).
【黙々と作業するMr.Yoshino】


p.s. 一応,SPROUTのホームページの中の打ち上げ情報のページの中で,打ち上げに関するプレスリリース的なものが載ってますね.まだ,適合性確認審査が残っていますが,これもしっかりパスして,打ち上げ決定といきたいところですね.


2014年03月26日(Wed): 怒涛の・・・

Category: General
Time: 04:39
Author: asel
【お疲れ様!】昨日のSPROUTメンバーは,明け方から長野まで試験に行ってきたわけですが,「こんなことがあっていいのか」ってことが起こり,研究室に戻ってきたって感じでしたね.皆さん,どっと疲れたと思いますが,それでも,気を取り直して,また準備をして,今日の卒業式の後も研究室に戻って,最後の調整をして,SPROUTを収納して,あとは再試験のみっていう状態に持って行って,ホント,ご苦労様でした.皆さん,今頃は盛壱でラーメンを堪能中ですね.

やはり,ことわざ通りというか,衛星が壊れる・壊れないとか,分離機構が展開する・しないとかっていう,クリティカルなことには細心の注意を払って,「もう大丈夫」という状況にしたはずなのに,そういうところではない,「えっ?ここですか・・・」っていうようなところで,ミスっていうのは起こるんですね.あってはならないことなんですが,起こってしまった以上,recoveryするしかないです.

それにしても,SPROUTは,ホント,いろんなことをこちらに教えてくれます.いろんな方にご面倒をおかけすることになり,すごく申し訳なく思っていますが,次こそは,ってところです.
【クリーンルームの前で見守っている,スーツ姿な人と,睡眠確保中の人】


そういえば,卒業式後の懇親会では,M2に皆さんは,いいこと言ってましたね.その思いに報いるためにも,SPROUTは必ず成功させないといけないですね.


2014年03月29日(Sat): ちょっと待ち状態

Category: General
Time: 01:46
Author: asel
【ちょっと待ち状態】
SPROUTを収納したN-PODは,現在,ペリカンボックスに入れられて,クリーンループで「待ち状態」ですが,日曜は大阪ですね.これでスッキリして,「やれることはやった」という気分で4月を迎えたいところです.

っていうか,もうすぐ4月なんですね.4月2日にはガイダンスが始まり,新入生の皆さんに会えることになりますが,楽しみです.

テクノの格納庫スペースには製作途中の人力飛行機の翼があって,「もう春なんだなあ」って気分になります(でも,まだ翼にはなってないですね.去年あたりから,春休みは試験飛行しなくなったのかなあ).
【製作途中の翼】



2014年03月30日(Sun): ただ今絶賛試験中

Category: General
Time: 17:35
Author: asel
【確認中】
今日の午後からJAXAさんの関西サテライトオフィスで振動試験中です.とりあえず,今のところは順調なので,このまま無事にいってくれれば,ってところです.

無難に終わるはずの試験が,前回のことがあったので,すごくドキドキする試験になってます.今日中に終わりたいですねえ.

とにかく,きっちり終わらせて,安全に船橋まで帰って,「あとはJAXAさんに引き渡すだけ」って状態にしたいですね.


2014年03月30日(Sun): 家に帰るまでが遠足

Category: General
Time: 21:25
Author: asel
【一週間前】振動試験,無事終わったようですね(私は帰京中).これで,もう,どうころんでもSPROUTを見ることはできませんね.ちょっとさみしいような,嬉しいような(最後に見れたのが,もう一週間も前なんですねえ).

とはいえ,船橋に戻ってクリーンルームにコンテナを入れるまでは何が起こるかわからないので(家に帰るまでが遠足です),安全運転で帰ってきていただきたいなと(その前に,美味しいものを食べて,労をねぎらってくださいな).

あとは,もろもろの書類をクリアして,適合性確認審査を通れば,ってところですね.いろいろありすぎるくらいありましたが,やるべきことはやったのかな? 早くスタートラインに立ちたいですね.


2014年03月31日(Mon): 3月も終わりですね

Category: General
Time: 16:14
Author: asel
あっという間に3月は過ぎてゆきましたね.もう明日から新学期かと思うと,びっくりです.研究室もだいぶ机が涼しくなってきて,ちょっと哀愁ですね.かと思うと,Mr.Yoshiharaが天文月報を持ってきて,「4月号に自分が書いた記事が載りました」って言って,ラミネートしてますね.

さて,SPROUTを収納したN-PODは無事に船橋に着き,クリーンルームに保管されています.あとは,審査に合格して引き渡すだけですね(ここが一番大事).ホントにホントに年度末に完成ということで,手のかかる子でしたねえ(手のかかる子ほどかわいい?).
【昨日の振動試験】


4月2日からガイダンスが始まります.今度の新1年生はどんな学生さんたちなのか,楽しみです.