【IACの原稿】
もう10月のはずですが,暑かったですねえ.いい天気で行楽日和でしたねえ(個人的には,この2,3日,熱が上がったり下がったり,って感じな中,なかなか経験できないことを経験させていただきましたが?,やっと落ち着いて,平和を取り戻した感じです).

この前の日曜日はAO入試で,その結果が水曜に発表になっていましたが,オープンキャンパスでうちのメンバーにいろいろ質問してくれて,その後もメンバーと連絡をとっていた高校生が合格したらしく,報告の連絡があったそうです.

で,その際,「航空宇宙工学科って,レポートとかがたくさんあって,ブラックなんですか?」的な質問があったらしく・・・  時代ですねえ.

まあ,ねえ.水平線の向こうを目指すどころか,水平線を目指すだけでも「やりすぎ」,「ブラック」,「そこまでやるのか?」っていう雰囲気が漂う世の中ですからねえ.

浜辺で遊ぶのがふつうで,沖合の50mとか100m先とかに行ったら,それだけで「すごい」って褒められちゃう世の中ですからねえ.

なんか,ちょっと頑張って沖合まで出たら,さらにその先を目指すのではなく,後ろを振り返って,波辺にいる人たちに「頑張って,ここまで来ましょう!」って手を差し伸べるのが「教育」,みたいな世の中ですからねえ(実際,そういう先生が多い気が・・・でも,それって,何が楽しいんでしょうかねえ. 自分は常に前を向いて進んでいきながら,「一緒に水平線をめざしましょう」ってやっていった方が楽しい気がしますけどねえ).

そうやって,水平線の向こうを目指す人が少なくなると,「水平線の先まで行った人,そこまではいかなかったけど,水平線近くまで行った人,そこまではいかなかったけど,目では見えないくらい遠くまで行った人,そこまではいかなかったけど,相当遠くまで行った人,って感じで,距離の差はいろいろあれど,遠くまでいった人たち」も当然,少なくなって,なんとなく,水平線の先まで行った人だけが目立って,途中がすっぽり抜けて,浜辺や沖合100mくらいまでの人がたくさんいて,ワイワイやっている,っていうふうに見える世の中になっちゃう気がしますねえ.

みんなで水平線の先,あるいは,とりあえず水平線を目指していれば,水平線まではたどり着かなくても,到達できる距離は人それぞれで,浜辺から水平線まで,まんべんなく人がいる,っていう状況になると思うので,どこにいても寂しくない気がするんですけど,水平線と沖合100mの間がすっぽり抜けちゃうと,そこにいる人は寂しいですよねえ. いつの間にか,そういう世の中になってしまった気がしますねえ・・・